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君たちはどう生きるかの01のネタバレレビュー・内容・結末

君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)
3.7

このレビューはネタバレを含みます

見事にタイトルに乗せられた。
ただただ何か凄いものを観ている感覚だけがあり、先の見えない展開に終始胸が高鳴った。
印象に残ったのは悪意の象徴となる傷。
誰しも多少の悪意は秘めているもの。その悪意を抱えてどう生きていくか。
確かにみんなで仲良く友達をしていれば 平和な世界なのかもしれない。
ただ人に合わせて生きていれば、楽に生きられるのかもしれない。
親や、大人達から示された線路を辿れば、何事も順風満帆に進むのかもしれない。
でも結局、最終的に決断をするのは自分であって、真人はこの世界に出会って成長した。
どう生きるのが正しいかは解らないけれど、自分達には沢山の選択肢があって、沢山の経験を積んでいける自由がある。
このネット社会において、ネットの曖昧な世界(情報)に惑わされないよう自分で判断して生きていくことはとても大切だと思う。
鑑賞して数日が経過したが、取り憑かれたように考えている。
歳を重ねて観たい作品。

個人的にはとても好きな映画。
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