朝がくるとむなしくなるのkattyのネタバレレビュー・内容・結末

「自己肯定感半端ない」「でもいいなあ」の「でもいいなあ」には、仕事を辞める半年前までとバイトをするまでの半年間、始めてからいままでの全部が詰まっていたんだろうなあ。打ち明けるまでの葛藤とか勇気とか、その後のやりとりとか、なんか過去の自分と重なってしまって色々思い出した。橋の上でのシーン、たとえ詳しく話さなくても「頑張ったね」と言ってくれるそのやさしさにすごく救われたんだろうな。肉じゃがをつくろうと台所にたったけれど、きれてしまったお醤油に気づいて、レトルトカレーを温めた。料理をすることが回復への一歩ではなくて、料理をしようと思えたことが大きな一歩だったんだよね。小さくて見えにくい、それでも大きな一歩を大切にしてくれるあたたかさ、嬉しかった。