映画もマンガも読んでたけど、子どもの感性と語彙力で理解していたんだなぁと気づいた。
昔はとにかく何でもできて誰からも愛されるナウシカのスーパーヒーローっぷりと、メーヴェで自在に空飛ぶ姿に心奪われていて、「この映画は自然との共生がテーマだ」と言われても「まぁそうかな」くらいにしか思えていなかった。
今回改めて観て、映画のメッセージ性があまりに強烈でびっくり。ナウシカの天下無双感は、むしろ自分と重ねられるものが無さすぎて、憧れるどころか距離を感じてしまうくらいだった。
とは言え、小さい頃に何度も観た映画で、シーン毎の感動は半ば骨の髄まで刷り込まれていて、腐海の不気味な美しさ、（改めて観るとあっさりと扱われていた）巨神兵の底なしの不気味さ、メーヴェへの憧れ、その者青き衣を纏いて…は諳んじられたし、どのBGMも「これこれ！」と毎回鳥肌が立った。
映画館で観れる日が来るとは！
