よい！ツボ要素詰められすぎてなんだか悔しかったので大事な部分は心にしまっとく。ベニング、ワンダ、冬の旅、ライカートの作品群、、見ていて次々によぎるフェイバリットムービー。ミニマルすぎて鼻につく感じかと思いきや、見終わった後の印象としてカジノと郊外のアパートとの往復が効いて全体のトーンが出来上がっていて、途中の病のおじいちゃんの介護(家族と思いきや違う)、海辺の結婚パーティー(を眺める露骨につまらない視点のカメラ)、その他もう忘れてしまってる断片的なシーンが、ダイレクトに説明されない根無草的な彼女の人物像を浮かび上がらせる。
というわけでなんだか自分用の教科書のような映画だった。
