アイスランドの雄大な自然と、ちっぽけな人間
2022年カンヌでのプレミア公開から、数々の映画賞を経てアカデミー賞国際長編映画賞のアイスランド代表作品となった映画。
19世紀、当時デンマークの植民…
静謐で淡々とした雰囲気が、ザ・北欧映画といった感じ。
内容は罪深かったりするのだが……。
アイスランドの美しくも過酷な自然環境は見応えがある。
それこそ自然以外何もないような環境では、人間が狂気に支…
本作は、ディスコミュニケーションの映画だと思った。主人公のルーカスは、アイスランドに教会を建てるべく過酷な大地に足を踏み入れるが、結局、最後まで現地住民とコミュニケーションをとろうとしない。それが…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
死んだ馬が朽ちていくさまと、主人公が死んだ後の土地の移り変わりを描写する季節ごとのカットは、美しくも恐ろしく、この映画のハイライトだと思う。
先月見たグリーナウェイの「ZOO」のタイムラプスもだけど…
このレビューはネタバレを含みます
自然の雄大さもだが、勧善懲悪を感じる物語。ラグナルの「牧師になるには?」という質問に「いつ何時も身を捧げることだ」とルーカスは答えるが、牧師にふさわしい人間がそうであるならばラグナルを殺し、礼拝を妨…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
「最後はみんな土に還る」
アイスランドの映画は初めてで新鮮でした。ポスターが美しく、これは観たい!と思って映画館で鑑賞。デンマークとアイスランドの関係について無知で、よくわからない部分もあったけれ…
© 2023 ASSEMBLE DIGITAL LTD. ALL RIGHTS RESERVED.