ゾロ

わたしたちの国立西洋美術館~奇跡のコレクションの舞台裏~のゾロのレビュー・感想・評価

3.5
上野にある何度も訪れた事がある
国立西洋美術館の裏側が知れる
ドキュメンタリー

行ってみたら、監督のアフタートーク付き

興味ある人は普通に面白いと思う


美術館で働く人達のインタビューが良かった
特に西洋美術との出会いの話は良かった
好きな事を話してる人は良い!

・一応、美術部だったけど
 ピカソの泣く女の説明を聞いたら…
・カレーライスが好きの説明出来ないのと一緒
・子供の頃、見た芸術新潮のモノクロの絵
・日本画より、好き…今も日本画より
・西洋絵画に親近感を感じる


美術館の改装工事に伴う映像もあり
美術館スタッフ以外の方が絵画や作品を
扱う時の緊張感が画面越しに伝わってくる


・美術館の問題や思い描く未来や構想
・企画展の問題や常設展の工夫
・作品展示のcm単位や空間の拘り
・寄贈品の真偽や慎重な姿勢
・作品の貸し出しや購入、仕入れ、委員会
・修復作業や状態チェック、機械

兎も角、興味深い話が盛りだくさんだった!

国立という税金による運営だけれども……と
馬淵元館長の"わたしたちの"という話は胸熱

出来る事は何かな?と考えるキッカケ

原田マハさん著
『デトロイト美術館の奇跡』にも
STEAM教育にも通じる話だなと感じた

そして
常設展に行くぞ!と心に誓う




監督のアフタートーク
・彫刻への炎はニスの乗りをよくする為
・購入委員会には、趣旨・目的の判断と
適正価格の判断をする外部の二グループがある
・ミュージアムはコレクションがある
・タイトルに"わたしたちの"つけた意味
ゾロ

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