2024年46本目。
耳をすませば。
アフター6ジャンクションの試写にて鑑賞。
とにかく映画館で鑑賞すべき映画。
だけどポップコーンなんて食えないよこの映画…
あらすじを何も知らないまま観たら本当に恐怖が倍増したんだろうなあって気がしたのでとにかく何も予告も見ずに映画館に皆は行って欲しい!
描き方はただのホームドラマ。
だけど何かがおかしい。
そのおかしさの理由をあらすじ等で知ってしまっていると全く家族に集中できずに違和感を探してしまうので記憶を消してもう一度見たい!いや見たくないような恐ろしさなんだけども…
最初はそのおぞましい恐ろしい遠くから聞こえてくる音に驚愕するのだが、人間恐ろしいのはそれに次第に馴れてしまっていくこと。途中からはどんな音がしようが動揺しなくなり、さらなるショッキングなシーンを待ち構える。これでこそ実際にあった非道なことをエンターテイメントとして昇華してしまう観客の恐ろしさを感じるし、自分もあの家の住民になってしまったような感覚を覚える。
特に起承転結がはっきりある映画ではない。本当に表向きはホームドラマ風にあの家族を隠し撮りしている風な撮り方なので冗長にすら感じウトウトしてしまうこともあった、だけどもあの違和感はそういうことだったのか!って気づいた時何気ないシーンがゾワっと感じるのでとりあえず皆一度は見てみてほしい。
本当に狂った映画の撮り方、全編怖いのだが最初と最後、アレは頭おかしくなりそうだった。