作品としてというより、映像体験として面白い映画でした。
(良くないけど)稀にこんな人にも子どもがいるのかって瞬間なくはないですが、その逆目線でした。
尖ったメタファーに、虚しさを感じずにはいられない…
公開を待ち侘びていた映画。冒頭のシーンから音にやられた。ずっと背景に聞こえている収容所の音。明らかに異様なのに、全く気にせず幸せな生活を営んでいる収容所所長の家族が恐ろしい。物語中盤で妻の母親が耐え…
>>続きを読むすごい構成力だった……!
徹底してアウシュビッツで起きていることは映さず、あくまでその側に生きる家族の日常を映すことで凄惨な状況を描いている。
常に悲鳴や銃声、焼却炉のものと思われる轟音が遠くから鳴…
冒頭と終盤の不協和音が、強烈に印象に残っている。何も見えない、暗い、霧がかかっている、ただ音が聞こえてくるだけ。
悲鳴や銃声など、ずっと何かしらの音が聞こえてくるのが怖かった。不安な気持ちになる。…
屋敷の奥様の歩き方、フォークの持ち方、話し方、キレ方、ねだり方
腰から膝あたりのローアングル
真横のトラッキングなんであんな長くて綺麗
実験台にされてるような気分
同時にピーキングしてる気分
…
俯瞰の多い画面と、それから特に音が印象的だったな。画面の中の視覚の長閑さと、その背景にずっと響いている怒声と悲鳴と銃声、たまに汽車の音。
ホロコーストそのものの残虐性は勿論だが、同時に見えないところ…
この映画は関心のベクトルを指し示す稀有な作品だ!
1945年、ドイツ・アウシュビッツ。
ユダヤ人強制収容所の隣に住む所長・ルドルフは、家族とともに幸せに暮らしていた。収容所とルドルフ邸を隔てている…
元々観たいと思っていたが、会社の映画好き間でも話題だったため、映画館に走った(U-NEXTのクーポン、本当にありがとう)。
端的に言うと、非常に実験的な映画だった。
さすがA24、尖っている。
…
隣の音はもっと聴こえるか聴こえないかくらいの感じで響かせる演出をしているのかと思っていたがずっとはっきり聞こえていてそこが意外だった。ちょっとはっきり聴こえ過ぎている気もした。そのせいで主人公とシ…
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