若き日のヤン・マーデンボロー選手が、GTアカデミーに参加、過酷な特訓を乗り越えて命懸けのレースの世界に身を投じていく…
ゲーマーが表彰台に登るまでを描いた作品。
ゲーム、グランツーリスモを少しだけプレイした事があるから、映画化と聞いてちょっと気になってた。
…とは言っても、フォーミュラ1などのモータースポーツ系って、TV中継ですら臨場感ってモノを届けにくい独特な「難しさ」があるから…
現地に行かなきゃ体感できない速さや音をどう伝えてくるのか楽しみだった。
速さの方は、ぶっちゃけまずまず。中継とさほど変わらなかった。けど…音の方はリアルなエンジン音を収録。耳が幸せだった。
見知ったコースも出てきて懐かしさも感じた。
ストーリーも良かった！
パッション。努力。成長。事故。トラウマ。復活。
ぶっちゃけ事故る直前まで彼がゲーマーって事を忘れた。1人のレーサーとして応援してた。
他社から見下されるのは理解の範疇だったけど、所属する日産チームのクルーからも素人だのと同じように見下されて…
肩身の狭さを、デヴィッド・ハーパーさん演じるジャックが全力でサポートしてて、バディの絆に熱いモノを感じた。
予告で「Come on! Get in the fight!」ってジャックから言われた時、ヤンが『Yes sir』と返事するんだけど…それを見て、別の言い方なかったのかな？と疑問だったけど、この関係性なら納得がいく。
テンポも良いし、最高のエンターテイメントでした。
ちなみに余談ですが
ヤンの観客を巻き込んでしまった事故。
劇中、ライセンスを取得する前に発生しているが、実際にはプロレーサーとなって、それなりに実績を積んだ頃に起きているらしい。
