ししまる

グランツーリスモのししまるのレビュー・感想・評価

グランツーリスモ(2023年製作の映画)
3.9
ゲーム「グランツーリスモ」に熱中するヤン・マーデンボローは、本物のプロレーサーを育成するプログラムに参加。世界中から集められたトッププレイヤーたちと過酷なトレーニングを乗り越えていく。
男の子大好きなカーレースもので、日本発ゲームに日産、東京と日本人にはとても身近なストーリー。若い頃はスポーツカーは大好きでスープラ、S2000と乗り継いだけど、年を取るにつれ興味が薄れていき、レース自体もさほど興味ないけど、本作はゲーマーからレーサーに転身する分かりやすいサクセスストーリー。クルマカッコいいし、映像もよくできている。
モデルがいるとはいえ物語の重要人物であるジャック・ソルターが架空であることと、死亡事故の時系列が入れ替わっていることは実話かどうかという点で致命的だけど、まあエンターテイメントだし。
✅メモ
同名のレーシングシミュレーションゲームシリーズと、そのプレイヤーでありプロのレーシングドライバーとなったヤン・マーデンボローの実話を原作としている。製作費6000万ドルに対し世界興行収入1億2200万ドル。ゲーム開発者の山内一典が寿司職人役でカメオ出演。
映画の企画は当初、2013年に発表され、ジョセフ・コシンスキーが監督する予定だったが頓挫した。
独ニュルブルクリンクサーキットで起きた死亡事故は劇中のようなヤンのキャリア初期に起きたものではなく、クライマックスで描かれるル・マン24時間レースの2年後で、この入れ替えや事故の描き方には批判がある。
ししまる

ししまる