ししまる

エネミー・ラインのししまるのレビュー・感想・評価

エネミー・ライン(2001年製作の映画)
3.6
米海軍戦闘機F/A-18Fスーパーホーネットのパイロットであるクリス、ジェレミー両大尉は民族紛争が終結したボスニア上空を偵察飛行中、非武装地帯で地対空ミサイルの攻撃を受け、墜落する。
再鑑賞。あらためて見ると、実は大したストーリーではなく、米国万歳なご都合主義の話だけど、逆に言うととても分かりやすく、戦闘シーンもよくでくている。事実上引退してしまったジーン・ハックマンの出演末期の作品としても貴重。
✅メモ
1995年7月22日にボスニア上空で撃墜された米空軍F-16Cファイティング・ファルコンのパイロットだったスコット・F・オグレディ大尉が救出されるまでの6日間の逃亡劇(ムルコンジッチ・グラード事件)がベースとなっている。当人は無許可の映画化として製作会社FOXを提訴し、後に和解した。製作費4000万ドルに対し世界興行収入9170万ドル。
F/A-18Fの発着艦、セルビア人武装勢力が装備するT-72戦車、BMP-1歩兵戦闘車など兵器の描写が精巧とされる。
続編「エネミー・ライン2北朝鮮への潜入」(06)、「エネミー・ライン3激戦コロンビア」(09)、「エネミー・ライン4ネイビーシールズ最前線」(14)がある。テレビドラマ化の計画があったがキャンセルされた。
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