ピクトル･エリセ好きで「ミツバチのささやき」と「エル･スール」をディスクが擦り切れるくらい見てるんですけど、いい意味で思ってた作品と違いました。
セリフは最小限で感じて！！みたいな意図を感じた前作までに対して、今作は全ての気持ちを言葉にして教えてくれるから物語の解釈的な難しさはあまり無いように思いました。
とは言っても浅い表面のストーリーを追えてるだけで、ピクトルさんの本心は何回も見ないと見えてこないんだと思います。
だからまだ評価できる段階に無いってのが正直な所だと思いました。
ただピクトル･エリセの最新作をリアルタイムで映画館で観るって事に感じます!!
あと、今作には確かな映画愛を感じました。
フィルムについて語るシーンとか凄い印象的でした
ラ･シオタ駅もありましたね。
映画だけに関わらず、人々が築き上げてきた伝統をどうやって残し、伝えていくか。
愛だけでは難しい部分もあるし、人によって解釈は異なるし。好きな気持ちが強いだけに悩みも尽きないんだろうな…
あぁマルメロの陽光も観たい!!高い…
