和製ジャックニコルソンです

マグノリアの和製ジャックニコルソンですのレビュー・感想・評価

マグノリア(1999年製作の映画)
5.0
久しぶりにぶっ刺さり映画に出会いました。
これ作った時ポール・トーマス・アンダーソン29歳だったって何事…

3時間ある群像劇で登場人物は多いですが、テーマは一貫しているので物語は理解しやすい。
長作なのに頭がパンクしないのはPTA監督の脚本力が天才的だからですかね…
冒頭に主軸となるテーマを物語(衝撃的かつ分かりやすい)で伝えてくれて、一人一人の練られた秀逸な物語が進んでいき、ラストにはインパクト大かつちゃんと意味をもたらす出来事で締める。
冒頭の説明はベンジャミンに近いものを感じる。
奇跡や偶然は元を辿れば必然的な…

物語はあえて矛盾させてるんでしょうか。
理解不足説もあるんですけど(笑)
過去からは逃れられず、今の自分たちは全て過去の上にある。
だから過去は追いかけてくるって表現がある
でも今から起きる事は全て偶然の積み重ねである。んー。難しい。でもそういう理解できない所まで面白いと感じる!!

結局は怪奇現象的なカエルが降るって現象のお陰でアクションを起こせてる登場人物達がいる。
自分の今日やった行動をそうやって紐付けて考えてみても面白いかもって!

いい映画でした〜
思った事を分かりやすく端的に伝えられる語彙力が欲しい今日この頃です(笑)