相も変わらぬ圧倒的拳の重さ。
なんとなく、こち亀の両さん味が増してきたように感じる本シリーズのマ・ドンソク。取り調べ等のお約束が分かっていても面白い。
前作同様、というよりはマ・ドンソクの作品全般に言えるところであるが、その頼もしさたるや……。
すべての敵が一撃のもとに沈んでいくため、凡そピンチというものは一切ない。あるのは重い打撃音に倒れ、吹っ飛ぶ敵ばかり。本編ずっと敵のヘイトを溜めてはふっ飛ばしていくの繰り返しであるため、ストレス発散にこの上なく良い。
今回、ジャパニーズYAKUZAのキャラもなかなか良かったのだが、あの大きな拳の前ではそれすらも他の雑魚敵と同じになるのだから、もう笑うしかない。
まだまだ続きそうな本シリーズ、なんなら年に1度マ・ドンソクを観に劇場へ足を運ぶ恒例行事にしたいものである。