鴉

憧れを超えた侍たち 世界一への記録の鴉のレビュー・感想・評価

4.0
普段野球は観ないのですが、WBCのメキシコ戦からは、自分もかなり見入っていました。勝ってほしいと懇願する気持ちがあのように報われた瞬間は、とても嬉しかったです。
選手の選び方も技術的な部分というよりは、その選手が入ることで気持ちの面でどのような影響があるのかという部分を重要視していたように感じました。また、直接本人に会いに行って気持ちを伝えることを大切にしていて、人情に厚い監督なんだなと思いました。

佐々木朗希さんがメキシコ戦で打たれてしまい、悔し涙を流していたシーンがあり、21歳という若さであの舞台で戦い、悔しくてたまらなかった心情が伝わってきて印象的でした。

大谷選手は超人的なスペックでありつつも、気さくな雰囲気で話してたり、カメラを手に取ってメンバーを撮影したりと、思いのほかカジュアルな人だなと思いましたw

ドキュメンタリーなのもあって、マウンド以外のベンチやブルペン、休憩所で悔しがってたり、励まし合っていたりしていた姿は新鮮でしたし、ああいった姿を見ると尚更優勝したことへの達成感が伝わってきました。

窪田さんの聞き取りやすいナレーションや、音声も聴き取りやすく、裏側もしっかり映していて、とても見応えがありました。
鴉