公開前から楽しみにしていた作品。
夫婦が、ポッドの中で赤ちゃんを育てる制度を利用するというストーリー。
十月十日、お腹の中にいるような環境を再現したポット。
その中には、胎児。
多様化の時代で、今よりももっと近未来な世界。
父親も当初は半信半疑な気持ちだったが、次第に愛着が芽生え、母親よりも母性があったのが面白かった。
子宮センターの女性は、あくまで、ポットを提供するだけで、子供の成長に深く関心を持っているわけでもなさそうだった。
胎児は子宮センターで取り出すのだが、夫婦は自宅出産という名の、島での出産をしたいと申し出た。
が、もちろん反対された。
しかし夫婦は強行突破でポットをもって島へ。
いよいよお子を取り出す時が来た。
夫婦は、ロックされたポットを破壊する勢いでこじ開けた。
赤ちゃんは無事に出てきて、微笑ましく抱くお母さん。
特にトラブルもなく、平凡に幕は閉じ、ポットも郵送で返送した。
・・・中国ではこのようなポットでの妊娠をすることができる技術を、研究しているようですね。
少子化対策かな。
でもこれ、費用の面を考慮すると、貧困には厳しいかもしれない。
が、多少余裕のある家庭で、仕事を優先したい人や、不妊治療をしている人などには朗報なのでは。