ひでG

ある閉ざされた雪の山荘でのひでGのレビュー・感想・評価

ある閉ざされた雪の山荘で(2024年製作の映画)
1.9
これは、んん、これは辛かったなあ、、
映画館で観るつもりは元々なかったけど、
んん、観てたら、最後まで座ってられなかったかもしれない。

原作は未読なのだが、ネットで調べると、
ほぼ原作通りらし。原作を読んだ後に見ると印象が変わってくるかも、という書き込みもあった。
確かに、活字で読めば気にならないセリフも、生身の、しかも割と名の知れた俳優の口から出てくると、正直、キツい(キモい💦)
「役者っていうのはなあ〜。」
「芝居は○○だ。」
んん、何でこの人たち、そんなに堂々と芝居や役者を語るんだろう。

僕は演劇経験もないし、そんな関係者もいないけど、かなり古いステレオタイプの劇団員っていう感じがずっと全編通して続くので、、辛い💦

他の作品(テレビドラマも含めて)個性的で印象に残るパフォーマンスを見せてくれていた戸塚純貴、岡山天音、堀田真由、森川葵らが上滑りの浅くて臭いセリフを吐くのを聞かされるのは辛い💦

謎解き作品って、それまでの振りが派手だと、解決編でガックリすることが時々あるけれど、本作は、最初からずっと低空飛行だから、謎解きがどんなにしょぼくて、リアリティないツッコミどころ満載でも、
あまり驚きがない。

せめて、「ある閉ざされた雪の〜」と題するなら、吹雪の中、1人1人がこの山荘に向かうショットを見せてくれたら、「オリエンタル急行殺人事件」にちょっとだけ見えたかもしれない。
って言うか、雪降ってた?ひょっとして雪を降らす予算もなかったのかな、、、
もし、予算の関係だとしたら、大手の日本映画の現状って、キツいな、辛いな、、

3段構造の話らしいが、もう一つ構造を加えて、「ある閉ざされた雪の山荘で」ていう無理クリでしょぼい作品に若い役者の役で映画作らなくちゃいけなくなった少し売れてる俳優たちのドキュメンタリーみたいなのにすると、少し面白いところ出てきたかもしれない。
本当のところ、岡山天音さんや戸塚純貴さんはどう思って撮影してたのかな、聴きたくなりました。

久々にダメ出しオンリーになっちゃったけれど、、ごめんなさい。
でも、この上滑り感は、、やっぱり僕にはダメでした。
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