監督のマギー・ギレンホールって、あのジェイク・ギレンホールのお姉さんなんですね。
女優としての出演作は未見ですが、「ダークナイト」にも出ていて、他作でアカデミー助演女優賞にもノミネートされていたんですね。
僕は早とちりで、あのギレンホールの監督作だと思っていたので、まるでギレンホールの主演作のように、闇に包まれている作品だなって書こうと思っていたんですが、お姉さんだからいいか!😅
ネトフリ制作映画、タイトルに惹かれたのと、主演がオリヴィア・コールマンだったのでチョイスしたのですが、、、
121分の普通の尺の作品だけど、なかなかしんどい進み具合でちょっと長く感じた。
オリヴィア・コールマン演じるレイダはひとりでバカンスに訪れた大学教授。
どこか寂しそうというか、黄昏ているというか、視線が定まらないというか、
よく分からない人物だ。
彼女は、バカンスに来ている家族の様子を凝視している。
娘を持っている若い母親と挨拶から言葉を交わすようなるのだが、、
オリヴィア・コールマンのどんな時にも眼は笑っていない。その瞳の奥に、
自分が母として2人の娘を育てていた頃の回想が挿入されていく。
オリヴィア・コールマンの巧さはもう言うまでもないが、若い頃を演じるジェシー・バックリーも複雑な心境を熱演していた。
(彼女は「MEN」で観たばっかり。印象的なお顔立ちですね。)
母性は生まれもってあるものではないことが表現されていた。でも、ちょっと鬱な作品で、サクサクは観れなかったなあ。