楓

悪魔がはらわたでいけにえで私の楓のレビュー・感想・評価

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短編版の「往訪」がとても好きで情報解禁からかなり楽しみにしていた一作。「往訪」の部分から始まりそこから先が今回新しく作った部分という流れでした〜。
ラブウィルの時に感じた宇賀那大先生のシュールな作風が今回も抜群に発揮されていて終始ニヤニヤしてた。気づいたら劇場でた後もニヤニヤしてた。こんな恐ろしい場面でそんな事しないだろ!言わないだろ!笑わせるなよ!っていう所が宇賀那大先生の作品の面白いところ。どこまで言っていいのかわからないけど個人的笑ったポイントは滑るとこと大縄跳びのとこ。あくいけは完全にホラーではなくコメディだと感じましたね。アルゼンチンモリゴキブリのみなさま…エンドロールまで楽しませてくれるのは逸材。劇中と主題歌で流れる曲がイケイケすぎて楽しかった。悪魔に感謝を伝える曲なのに歌詞ないし超ロックなの本当に面白い。往訪の登場人物はもう人間含めて訳わかんないやつだったけど、あくいけは野村さんの役が新たに加わって少しは普通の人間がいる(変わってるけど)状況になるんだけどその野村さんの悪魔たちに対する表情の演技がとても笑いを誘ってくる。ドン引き顔が上手い。往訪に続いて遠藤さんのありえないくらい冷静な人間役もかなりどツボなんだよね。悪魔サイドは言うまでもなく素晴らしい!愛くるしい!映画が終わる頃には愛着が湧いていてこれがまた凄く可愛い。終盤にはまさかのうるっとくる展開もあって切ない表情が見ていて辛かった…。
皆んなでツッコミながらワイワイみたい映画でしたね。私は行けなかったけど満席の舞台挨拶回で見れたらより楽しかったんだと思う。応援?歓声?上映とか向いてそう。
今年はモジャの長編も決まっているので宇賀那監督飛躍の一年となりそう。楽しみ。

ギャギャギャギャ、ギャギャギャギャギャ、ギャギャギャギャギャ、ギャギャギャ‼️‼️(訳:悪魔が、はらわたで、いけにえで、私)
楓