素晴らしかった。ハンセン病患者の療養所長島愛生園で80年暮らすかづえさんの生き様。社会の言葉としての「ハンセン病患者」ではない「本物を撮って欲しい」という覚悟から始まる。「あの暗さをどう乗り越えたの…
>>続きを読む世界地図は知らないし,アメリカがどこにあるか知らないけれど、故郷はアメリカよりも遠い場所と思っていたと言う思いがとてつもなく重い。
らい予防法が撤廃されてもそれまでに染み込んだ差別意識はそう簡単に…
このレビューはネタバレを含みます
今年観た映画のなかで1番印象に残った。エンドロール後もなかなか感情が整理できなかった。久々に見た瀬戸内の海はやっぱり綺麗だった。書籍「長い道」も購入したので少しずつ読んでみようと思う。
失礼な言い…
先日ちょうど恩師のような人から長島に行く機会をもらい、それから島のことが忘れられず、気になって見た。1人の人間として、かづゑさんはかっこいい。自分の言葉がある。迷いながらも自分の道を定める。
時に口…
●『らい病』の元患者(回復者)である宮﨑かづゑさんに密着したドキュメンタリー映画(※かづゑさん本人が『らい』という呼び名に対する想いが強い)。
●かづゑさんは、とても精神的に強い人で、とても頭の良…
映画に何を求めるかは人それぞれだと思う。
だが、入魂のドキュメンタリー映画は、どんな劇映画にも優る豊かなものを心の深いところに届けてくれる。そう思わせてくれる映画だった。
自然、歴史、言葉、人間……
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