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ある正直者の人生のnoelleのレビュー・感想・評価

ある正直者の人生(1953年製作の映画)
4.8
特集駆け込みでラスト一本。ミシェル・シモンが一人二役演じる大活躍。またキャスト紹介のオープニング。ミシェル・シモンには節電したいから一人二役お願いねと無茶言ってて笑う。毒薬ほどの爆発力は無かったけどまたよくできた脚本で、さまざまな種類のトランジションもかわいかった。あの図体のミシェル・シモン×2 が同じ空間にいる、けど同じ画面内には入れないというだけで可笑しい。流石にバレるでしょというツッコミは置いといて、弟に入れ替わってからお父さんより好きと家族に言われ、ニコニコ顔で乗り切るところなど妙な哀愁がありよかった。
振り返れば毒薬もだけど女性(主に奥さん)に対してなかなかひどいことを言ってるしわかりやすく若い女の人が好き、あまりに潔くて笑って見ちゃうんだけど時代の表現だなと思う。見たの全作面白かった。
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