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影なき淫獣
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目次

『影なき淫獣』に投稿された感想・評価

美しい女性の柔肌を切り刻む悪魔のノコギリ!
(切り刻む場面が見られるとは言ってない。w)



イタリアのお洒落な学生街で起こった連続殺人事件。
女性をスカーフで絞殺し、遺体を切り刻む異常な犯行。

証拠品のスカーフから、女子学生のダニエルは殺人事件の犯人が自分をしつこく追いかけるストーカー男でないかと推測する。
挙句ダニエルの元に「スカーフの事は忘れろ!」と謎の脅迫電話が掛かってきて、更にストーカー男の執着も激しくなってゆく。

ダニエラはストーカー男からの避難と、精神的ダメージを癒やす為に、友人達と共に山の上の別荘へ。
別荘でようやく一息付くことができた一向だったが、殺人鬼は別荘にたどり着き密かに獲物を狙っていた…!




美少女を狙う謎の殺人鬼の恐怖を描いた、イタリア産のエログロ・ジャーロ映画。
70年代ジャーロ(ジャッロ)映画の有名作であり”若者が謎の殺人鬼に惨殺される”という「スラッシャー映画」の基礎や土台となった記念すべき作品。
監督は「食人伝説」のセルジオ・マルチーノさん。

ルチオ・フルチ監督の「ザ・リッパー」と共にHDマスター版がネットレンタルの商品欄に並んだので、レンタルして鑑賞。


スラッシャーの土台になった作品だけあってお話はシンプル。
女学生を狙う殺人事件が起き(邪魔になる男もついでにぶっ殺す)、最終的に主人公グループが襲われる、というベタ~なストーリーライン。
そしてその中で女性が脱ぎまくるエロや残酷に人々が殺されるグロが挿入されたりする見せ場が展開されていく。
(因みに全体的にはエロの比重が多いか。w)

70年代のお古な作品ではありますが、前半の犯人捜しサスペンスから、後半の羽目を外すエロエロな若者…からのクライマックスの殺人鬼との攻防と、内容はメリハリがあってテンポも悪くなく、純粋に楽しめる。

残酷シーンは直接移さないのでグロ度数は控え目だが、目玉潰しや遺体切り裂き等の見せ場はそれなりに見せていたし、遺体をバラバラにする場面も見せないながらおぞましく描いていて良かったですね。
(後、殺された人が若干動いちゃってるのはご愛敬。w)

後半の殺人鬼との攻防も緊張感があって良い。
主人公が足を負傷し、別荘は山の上で人の往来が少ない、窓は鉄格子付き、電話も通じない…とこれでもかと言わんばかりにクローズドサークルを成立させ生き残ったヒロインを追い込む徹底っぷり。

サスペンスに関しては、一番怪しかった男が犯人ではなかったというミスリード要素もあるが犯人の動機がやや弱かった気がする。
ただ、冒頭のエロシーンでしっかり伏線を張ってあるのは上手いと思った。

後、ラストの攻防で殺人鬼役の人が一箇所だけ「オッ!」となる蹴りをかましたり、それにドロップキックで対抗するシーンも見逃すな。w
(ラストバトルがややアッサリ終わるのはチョットイマイチだったが。)



若者達のエロエロ描写で若干間延びしてたり、前記した通り殺人鬼の動機付けが弱すぎるといった難点もあるが、スラッシャーの原型となった作品だけあって真っ当に楽しめましたね。
70年代の映画ではありますが、今見ても十分に楽しめると思います。
horahuki

horahukiの感想・評価

3.7
実際に起きた猟奇事件に着想を得たセルジオマルチーノ×エルネストガスタルディによるジャーロ。過去には『エロスの恐慌・影なき絞殺魔・女子学生戦慄の体験』なんてタイトルで放映されたこともあるくらいにはエロ&変態要素強め。ちなみに英題は『Torso』。頭や手足のない裸身の彫像って意味らしく、まさしくそんなことをやるシーンもありました😱

イタリアのクソオシャレな街並み&学校というフォトジェニックな場所で女子学生が次々に殺される事件が発生。その手がかりとして警察が発表したのは凶器として使われた赤と黒のスカーフ。「そういえば誰かが身につけているのを見た気がする…」と記憶の奥を探ろうとするダニエラたちに、目撃者を消そうと犯人の魔の手が迫る。

マリオバーヴァ『モデル連続殺人』の影響を受けたのであろう顔面白マスクの殺人鬼による常軌を逸した猟奇的な殺人の連続はジャーロの醍醐味。両眼を押し潰したり、おっぱいグサっとやったり。そして必ずと言っていいほどに死体を欠損させる病的なルーティン。この犯人のアブノーマルで精神病理的な闇に対して分析的にメスを入れるのもまたジャーロの魅力。基本的にジャーロの犯人はみんな異常なほどの変態だもんね😂

冒頭の講義でたくさんいる生徒たちの中からピックアップするかのようにカメラで拾い上げた者たちに物語が絞られ、彼女ら彼らが被害者としてターゲッティングされる。その後も物陰や窓格子の隙間から覗き見る主観カメラが多用され、窃視症的な病的さも滲み出る。ヤッてるとこもガッツリ見てたし🤣

そしてビジュアルもそうなんだけど、空間が歪んでるとしか思えないようなワープ移動も駆使するスーパーパワー持ちなところも『ハロウィン』のマイケル、『13日の金曜日』のジェイソンに受け継がれている。

そしてなんと言っても本作の見せ場は後半。舞台を街中から山奥の別荘に移し、犯人が死体を解体してる中をバレないように脱出しようと試みるヒロインのスリル。めちゃくちゃハラハラするんだけど、中でも鍵のサスペンス演出が凄い。マルチーノ監督のうまさを存分に味わえるし、あそこでそのまま行かずに鍵を落とすという行為に犯人の病的な闇が集約されてる。実在を確信させてからの「不在の怖さ」に信頼を置いているのもうまさの証拠。そして『血みどろの入江』的なクライマックスも素晴らしい。あと曲もカッコいい!

イタリアのオシャレな街並みとクライマックスのためだけでも見る価値ありなナイスなジャーロでした👍
タランティーノが『グラインドハウス』撮るときに、出演者に「サンゲリア」とともに観せたというジャーロ(イタリア猟奇映画)の一本。

ずっと前に録画しといて、そのまま放置されてたのをようやく鑑賞です。

タランティーノが好きなだけあって、C級感満載。お姉ちゃんの裸満載だし、スラッシャーシーンもあります。

女子学生を狙った殺人事件が発生。犯人がわからず怯える女子たちは、逃げるように山の上の別荘へ。しかし、そこで待ち受けていたのは。。。

ってお話。

13日の金曜日より前に作られた殺人鬼ものです。
最初期のスラッシャームービということで前々から興味あった作品です。

面白いかと言われると今の判断基準だと微妙だけど、カメラワークが面白いのと、怪しげな人たちがドンドン登場してくるので、まあ観られるかな。

あとイタリアの街並みや車なんかも見どころ。車、そんなに興味ないけど、この時代のイタリア車、良いですよね。

犯人の動機はちょっとなんじゃそりゃって感じですが。ラストにかかる音楽も「今、それ?」 ってぐらい間抜けでちょっと脱力。

それにしても、タイトル、エロ凄いですね。淫獣って(笑)

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