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新・男はつらいよのiheugoのネタバレレビュー・内容・結末

新・男はつらいよ(1970年製作の映画)
2.5

このレビューはネタバレを含みます

旅先で、茶店のおばあさんに孫から手紙が来る。社会人になって貯金がたまったから電気あんかをおばちゃんに送るよ。寅は自分に重ね、おいちゃん、おばちゃんに恩返しがしたいと願う。
お金さえあれば、お土産でも持って堂々と故郷の柴又に帰りたいと思っていた寅。競馬で大金を手にし、柴又に帰郷。おいちゃん、おばちゃんをハワイに連れていこうと出発したにも関わらず、旅行会社の社長にお金を持ち逃げされてしまう。寅さんは誰も攻めることなく、周りの目を気にして、ハワイに行く振りしてバレないようにおいちゃん、おばちゃんと家にこっそり帰る。
そこに留守を聞きつけた泥棒がやってくる。泥棒を警察に突き出すと自分達の存在がバレてしまうので、寅は泣く泣く泥棒にお金を自分から渡し帰ってもらおうとする。
結局泥棒が捕まり、柴又の皆にバレてしまう。怒った寅はまた旅に出る。旅から帰ってくると、寅の部屋は下宿人が使っていた。寅は最初は怒るが、下宿人の美人な幼稚園の先生に惚れてしまう。
先生も家族を無くして落ち込むが、寅に笑わせてもらい元気を取り戻し回復する。ただ先生には、前からボーイフレンドがいて、結局寅さんはまた失恋してしまう。
旅先の列車の中、面白おかしく自分の家に泥棒が入ってきた話をする寅。みんな笑って聞いてる。

寅さんの旅先ではなく、ほとんどのシーンが柴又が舞台となっている。場面が少ないのは残念。
マドンナにも寅さんに惚れて欲しかった。マドンナと寅さんの関わりが少ない。悩みを話すなどして欲しかった。
ラストシーン旅先で、泥棒に入られた思い出を面白おかしく楽しそうに話す寅さん、良いシーンだった。
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