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ウルトラマン 恐怖のルート87
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目次

『ウルトラマン 恐怖のルート87』に投稿された感想・評価

「ウルトラマン」の第20話で交通戦争への警鐘といったテーマを持った話。

あらすじ

或る深夜、大室山が不気味に発光し、公園内の動物たちが不気味に騒ぎ出す事件が発生。
ハヤタ、アラシ、ムラマツが現地で調査をしていたちょうどその時、科特隊の作戦室に不思議な少年が現れ「高原竜ヒドラが暴れる」と警告してきた。


物語の終盤でヒドラとウルトラマンが戦い、終始劣性であったウルトラマンがヒドラを倒せるチャンスが舞い込んでくるが、ヒドラは少年の魂が乗り移ったと知ると攻撃を中断する。
ヒドラが少年の魂を乗せて飛び立つ姿をウルトラマンが見守るといった、ウルトラマンは単に悪をこらしめるだけのヒーローではないということを見せたかったのだろう…。

だが、普通に見逃して良かったのだろうか…。
科学特捜隊はウルトラマンの行動に全員安堵の表情で最終的には笑顔まで見せたが、ウルトラマンはヒドラを改心させた訳ではなく単に相手を見逃しただけである。
当然のようにまた車を襲うだろう。

最終的には少年をひき逃げした犯人が自首して少年が成仏したようだが、その間に罪もない一般市民が何人犠牲になったのだろうに…。
ヒドラを殺害しろとまでは言わないが、せめて身動きの状態にするなり、封印するなり、一定期間動きを封じた方が良かったのではないだろうか…。

同じウルトラシリーズでも交通戦争をテーマにした作品は幾つかあるのだが、本作はその中でも割とレベルが低い方だと思う。
ウルトラマンタロウの「幻の母は怪獣使い!」といった話があるが、こちらの方がストーリーが面白いだけでなくメッセージ性も高く、ホラーとして考えても遥かに上である。
もし、ウルトラシリーズで交通戦争をテーマとした話が見たいのであれば、「幻の母は怪獣使い!」がおススメである。

そういえば本作で化学特捜隊本部への部外者の出入りは禁止されている事が分かった。
しっかり警備をしていて部外者は入れないようにしているのであろう。
しかし、第1話からまるで自分の家のように勝手に出入りしている部外者がいる。
名をホシノ君というのだが彼は一体何者なのだろうか・・・。

怪獣ネロンガの片目を潰したり、ザラブ星人からハヤタを救出したり、戦闘機を操縦したりと某メガネの少年を思わせる行動をしている。
恐らく戦闘機の操縦はハワイで親父に教えてもらったのだろう。
そんな素晴らしい功績を称えられて科学特捜隊の制服を与えられ、隊長やフジ隊員の助手までつとめている。

とても小学生とは思えないが、ちょっと待って欲しい。
これは、労働基準法に違反しまうのではないだろうか…。
調べてみたら、労働法五六条第一項で、「満十五才に満たない児童は労働者として使用してはならない」と書かれている。
映画の制作や演劇は例外らしいが、ホシノくんの場合は隊長から戦闘機を飛ばせと命令を受けたり、本部でお茶くみまでしている。
これはアウトなのではないだろうか…。
ウルトラマン放映終了から20年以上経った1989年4月上映された劇場版ウルトラマン。
ウルトラマン作品4作が同時上映された『ウルトラマン大会(フェスティバル)』の中の一作です。
なお、ウルトラマンフェスティバルはウルトラマンUSAがメインです。
ウルトラマンUSAは、アメリカと共同制作のアニメ版ウルトラマンという異色作なので、それだけだと弱いため、ウルトラマンやウルトラマンAを同時上映させたのだろうなと思います。

同時上映されたウルトラマンA同様、オリジナルではなく過去作品のブローアップ版です。
ウルトラマン 第20話『恐怖のルート87』のブローアップ版で、登場怪獣は高原竜ヒドラですね。
ある深夜に、公園の動物たちが騒ぎ出し、大室山山頂が昼間のような光に覆われます。
通報を受けて現場に駆けつけるMATだが、その頃、本部司令室では謎の少年が現れ、フジ隊員に「高源竜ヒドラが暴れる」ことを告げて姿を消す。
その話を聞いた現場のムラマツ、ハヤタは、高原に飾られた巨大な翼竜「ヒドラ」の像を見ていた。
調べを進めるうちに、そのヒドラの像をデザインしたのは、司令室に現れたあの少年で、トラックに轢かれて死んでいたことがわかった。
そして、山から巨大な怪獣が現れ、トラックを襲い始める、という展開です。

Aを直前まで見ていて時代の隔たりがあるため、怪獣の造形や動作にチープさに時代を感じましたが、話のテンポが格段に良くてとにかくおもしろかった。
セブン以降のウルトラマンでは怪獣がなぜ現れたのか、なぜ倒さねばならないのかといった理由付けができていない回が珍しくないです。
毎話毎話、30分という尺の中で怪獣が登場し、光の巨人がピンチに陥りながらも辛勝せねばならないため、ある程度は『お約束的に怪獣が出て、怪獣が出たから倒す』という展開になってしまうのですが、初代ウルトラマンは構成がうまく今見ても全然楽しめますね。

ただ、ヒドラ結構暴れまわってて、罪のないトラックを運転手ごと破壊して回ってるので、いい話でしめるのは少し違和感がありました。
言いたいことはわかるのですが、最後は"それは正義なのか"疑問に思います。

ヒドラといえば、舞台になった伊豆シャボテン公園ですね。
作中に出てきたヒドラの像は、2023年3月現在も現存しているとか。
そのうち、聖地巡礼に赴きたいです。
mitakosama

mitakosamaの感想・評価

2.7
これまた謎のチョイスのブローアップ版。何故にヒドラ回をチョイスしたのか?
いや、「恐怖のルート87」も悪くはないよ。実際にバニラ・アボラスの「悪魔はふたたび」も候補に入っていたというし、他にもメフィラスの回とかあったろうに…

まぁ、金城哲夫によるファンタジックだけどキチンと社会風刺のある脚本は素晴らしい。
交通事故にあった子供の化身であるヒドラ。高度経済成長期での交通戦争に対する警鐘ですな。
金城ならではの社会性。最後に怪獣を殺さないのも良い。

ヒドラ回といえば、ロケ地の伊豆シャボテン公園。今も高原竜の銅像があるらしいから、行ってみたいなぁ。
同じタイアップでも、セブンのゴーロン星人回のモンキーセンターとは違い、施設に悪いイメージが無い。ヒドラも決して悪者じゃないし。

先にシャボテン公園の高原竜があり、それを元にヒドラをデザイン。
ヒドラは古代の恐竜・始祖鳥の一種との説明もあるけど、翼と前足が別になってるので、どちらかと言うとグリフォンみたい。
ギリシャ神話のヒュドラが元とも言われてるし、イメージとさしては西洋ファンタジーがあったのかな?

話のスケールとしては映画的な大きなカタルシスは無いけど(国立競技場破壊のような)、寓話的な道徳性に満ちた良い話ではあるよね。

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