マロセイキ

フィラデルフィアのマロセイキのレビュー・感想・評価

フィラデルフィア(1993年製作の映画)
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2023.6.23(土) アマプラStar Channel EX -DRAMA & CLASSICSで視聴。

約1ヶ月振りに映画視聴。
仕事など色々忙しくてしばらく映画視聴から遠ざかってましたが、Star Channel 99円の期限がそろそろ近付いて来たので、時間をやりくりしてようやく視聴。
Star Channel に入ったのは太陽がいっぱいを見たかったからだけど、今日もお疲れ気味で途中で寝落ちするかもの恐怖があったので、別の作品を選定。

トム・ハンクスの笑顔と7日以内に終了の言葉に釣られ、これなら疲れてても気軽に見られるかなあと思い、選択しました。。。
(この。。。の気持ちは、見た人なら分かってもらえるかな?)

1990年代の映画ということで、冒頭は、この頃流行りの(?)ヘリからの空撮映像で街並みを写し、そしてバス目線からの移動映像や徒歩目線で、その街に住んでいる人々を撮影。
主人公はこんな舞台に住んでますよっていう紹介。

その後、主人公トム・ハンクスの会社内での移動映像へと続きます。ここもよくあるパターンで、主人公が自分の席にたどり着くまでの間、多数の人と矢継ぎ早に会話。これは主人公の人となりや友人達の紹介。

ここまでは平穏でした。
なのに、伏線も前振りもなく、ここから一挙に急転直下、お気軽映画からシリアス映画に変貌します。

見終わった今は、皆さんの顔の演技というか表情が凄すぎるっていうのが第一の感想。もう一回通しで見るかと言われたら見ないけど、この表情見たいかって聞かれたら、見たいって答える。

第二の感想は、主人公の意識が朦朧とした時、ロードオブザリングのように声にエコーのようなエフェクトかけてたこと。画面はロードオブザリングでは残像が残る映像とアップになっていく映像が使われてたけど、こちらは斜めの画面レイアウトとアップになっていく映像で表現してました。お金かけずに上手くやったなあ。

総論は、シリアスの中にこんな言葉やあんな言葉をぶっ込んでくる所とかとても懐が深く、そして視聴者の思考を次のレベルに引き上げようとする冷静な視点や姿勢、アメリカって凄いなあと思わされた映画でした。
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