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クララ・シューマン 愛の協奏曲のドラのレビュー・感想・評価

4.1
なんとか観れた…
クララ・シューマン、ロベルト・シューマン、ヨハネス・ブラームスの関係はけっこう有名なので、もちろん私も知ってましたが、
いやいや、なんかロマンチックだった~
切ないけど。

クララは、ピアニストであり、シューマンの妻であり、そして8人の子供を産んで育てた母であり、ブラームスの憧れの女性。
まさに女神ですな。
クララがブラームスと出会ったのは、ブラームスが20歳で、クララが34歳の時。
歳の差14。

あの時代に、指を痛めてピアニストの道を断念した夫シューマンの代わりに、ピアノ協奏曲を初演し、精神を病んでた音楽監督の夫の代わりに、オーケストラの指揮までして、家計から子供、夫の世話までしてたクララって、現代女性なんか比じゃないぐらい、強かったと思う。でも、それ以上に夫のロベルト・シューマンを愛してたんだよね…。
でも夫はクララに頼りきり、ついにはライン川へ飛び込み、自殺はかるし…(泣)
そんなクララが、あのタイミングで、若いブラームスから愛されたのは、もう運命的だと思う。

でも、ロベルトが死んだ後、結ばれなかった二人は、なんか、もっと深い結びつきというか、愛を感じちゃって、こんな人生ってあるんだ…
と感動。

が、それはクララ・シューマンがそこまで二人の音楽家に愛される女性で、彼女も愛することができる女性だったからだと思う。

私にとっても理想の女性だなぁ…

なーんて思いながら、シューマンとブラームスのピアノ協奏曲を聴くと、切なすぎて、胸がいっぱいになります。

公開は終わっちゃったけど、クラシック好きな人は是非みていただきたい作品ですな。
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