カメダリョウ

祭りの準備のカメダリョウのレビュー・感想・評価

祭りの準備(1975年製作の映画)
4.0
登場人物の全員がデタラメ。
そんなデタラメな人々が起こす出来事は、ちょっとシャレにならないようなことばかり。しかし、さほど深刻に思えない。時代なんだろう。

舞台となった昭和30年代の高知(ないしは日本)を知らないので、この映画がどれくらいリアルなのかは分からない。いまの感覚からすると、すべてがデタラメなんだけど、現代社会が失ったものもあるんだろうな、とは思う。
エネルギーに溢れている。
セックスのシーンがやたらと出てくるが、エロさはあまり感じない。

全編を通じて、文化人類学的な興味で観ました。