ハマチン

宮本武蔵 一乗寺の決斗のハマチンのレビュー・感想・評価

宮本武蔵 一乗寺の決斗(1964年製作の映画)
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2024年80本目。
5部作目の4作目。
一乗寺の決闘シーンは、このシリーズの中だけでもなく黒澤明の「七人の侍」に並ぶほどの、名対決シーンとしてもっと語り継がれても良いぐらいの壮絶さ。
決闘シーンでの、ブルー調の画面から決闘を終えてからの赤の色調に変化する画面転換が美しく、そしてこの世でない本来、人間である以上踏み込んではならない場所へ武蔵がたどり着いたことを思わせられた。

本作では、決闘シーンが一番の見せ場であることは間違いないが、同じぐらい印象に残ったが、吉野大夫から聞かせられる琴の話のシーン。
武蔵のこれからを予言するような吉野大夫の言葉に見ているこちらもグッと引き寄せられる素晴らしい名シーンだと思う。
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