このレビューはネタバレを含みます
戦後のイタリアってこんなだったんだ。
嫁入り道具がシーツだったり、シーツ6枚と自転車が同じ価値だったり。
ネオレアリズモというジャンルの映画らしく、初めて観たけど当時の状況が興味深い。
つか、仕事…
「ネオレアリズモは1940年代にイタリアで生まれた、『華美にメロドラマにも、フィクションにもせず、現実を切り取るような映画』を指します。戦後イタリアの貧困を写実的に映し出すロケ撮影や子役・素人の抜擢…
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起承転結のお手本のような、まるでイタリア版落語といったところ。
最初に自転車を盗んだ男も、戦後復興途中で貧困に苦しむ主人公と同じ境遇で、必要に駆り立てられての犯行だったのだろうか。
「ペイフォーワー…
戦後のイタリア、失業者が溢れていた当時のリアルを描いた作品。
こんなにも救われないものかね。
子供の前で親が過ちを犯してしまうのが、子供にとっても本当に辛い出来事だし、本当に追い込まれた瞬間でもあっ…