生と死 死と生
悲しくも生き抜くしかなかった台湾の市井の人々の歴史を鮮やかに纏め上げた台湾という国を代表する映画です🇹🇼
この映画は台湾に流れるラジオの1945年8月15日の昭和天皇の玉音放送から…
このレビューはネタバレを含みます
一度観ただけでは登場人物の相関図を把握するのに時間がかかってしまい、理解しきれない部分はあったものの、最後まで作品のスケールの壮大さに圧倒された。
1945年、ラジオから日本の敗戦が伝えられる中で、…
第二次大戦後に台湾が国民党政府に返還されてから、国府が完全に台湾に撤退するまでの混乱した期間を生き抜いた小さな町と大家族の話。
経済的な混乱と強権的な抑圧の中で、人々の生活が少しずつ変容してゆく様を…
作中の恋愛が美しくてよかった。クローズアップの禁欲は個人の卑小さを突きつけるけど、逆説的なことにそれは人間を大切に思う上品さだと感じられる(距離に対する繊細な感受性を思わせるので)。
人間の歴史は…
レオン・リーがこの映画に起用されたのは、出資者サイドからスターを使えという要請があったからだそうだ。ところが、彼は香港人なので台湾語がわからない。そこで、聾唖者というキャラクターにしたという。中国…
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