April01

ワールド・オブ・ライズのApril01のレビュー・感想・評価

ワールド・オブ・ライズ(2008年製作の映画)
3.3
とってつけたような恋愛要素が邪魔だった。男の物語として纏めた方が良かったかも。ディカプリオ演じるCIA工作員、重要な任務につき命を懸けてる仲間がいる最中、いきなりの恋愛感情が不自然すぎて。それだけが白ける要因になってしまった。そのためラッセル・クロウ演じる現場にいない上司との対比が中途半端になってしまった感じ。
だからこそ一番カッコ良く見えたのは、マーク・ストロング演じるヨルダン諜報機関のトップ、まさにプロフェッショナル、スッとしたスーツ姿が最高にお似合いで、鋭い眼差しで「嘘をつくな」の台詞がカッコ良かった。
とはいえ、衛星モニターを見ながら現場を指揮するCIA幹部と現地で動く工作員、前線に赴いて自ら動くヨルダン側の司令官という3人の姿を通じてアメリカに対する皮肉を描く意図は伝わってくる。
April01

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