【1966年キネマ旬報外国映画ベストテン 第1位】
インドのサタジット・レイ監督の「大地のうた」三部作の一作目。カンヌ映画祭ではヒューマン・ドキュメント賞を受賞した。
素晴らしい。サタジット・レイ…
貧乏な一家に生まれた少年オプーが体験する大きな悲しみ。殆ど外に住んでいるような簡素な家、いつもお腹を空かせた兄妹。おばあちゃんと姉の二つの死が物語の大きな動きであるが、登場人物たちは淡々としている。…
>>続きを読むインドがどのような国なのか知る由もなかった当時の人々が、いきなりこれを見せられた時に受けた衝撃は現代を生きる私の想像をはるかに凌ぐだろう。
そこには、確かにネオレアリズモとよく似た貧しさ故の痛々し…
なんて不憫。これが人生だったなんて。光陰矢の如しとは言うが、それは後になって思い出されること。終盤に転がり込むあるエピソードによって記憶が射抜かれ、過去が忘却の彼方から回帰する。
時代や文化の影響…
◎ 記録です。
冒頭と終わりの淀川さんの解説で見通すことができました。
リアリズムが全面にわたって伝わってくる。
長女の死が父に伝わるところが1番画面的にグッとくるものがあった。
母の祈り、動物、…
季節が六つに分けられる近くて遠い異国の地インド。異文化情緒にしてはあまりに貧しい人々の日常から捻出される自然の美、カラーがモノクロームを越えられない絶対的な理由がここにある。
ラストの引越しも将来…
決して面白い映画(というより娯楽映画?)では無い。インドに蔓延る貧困や階級制度、また生と死が少年の目を通して淡々と描かれている。ただそれだけ…。
勝手に銀紙を使って姉に追いかけられるシーンが凄く好き…