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夕陽の丘のbluetokyoのレビュー・感想・評価

夕陽の丘(1964年製作の映画)
2.9
正直、途中で眠くなるな。なぜ、無駄にストーリーをこねくり回すのか。なぜ、浅丘ルリ子さんは無駄に二役だったりするのか。ストーリー展開に頼ってしまうとこうなるわけだ。二度見したいとも思わなくなるし。

簡単にあらすじ。
兄貴分の森川がムショに入っている間に、森川の愛人の聖子と篠原健次とは仲良くなった。よくあるパターンだ。そのことをネタに串田が聖子をレイプしようとしたので健次は串田を射殺した。
ということで、健次は、函館の長島易子という女性の会いに行く。そのあと、聖子も行くという。

函館に着き、易子に、会ってみると、聖子にそっくりだった。デパガをしていた。違いといえば、聖子は派手でケバく、易子は地味で真面目な感じぐらいか。まあ、姉妹なんだけど。ただ、易子は、聖子は東京で、真面目に働いていると信じていた。とりあえず、聖子が来ることを待つことにした。

だが、聖子は、森川にまといつかれて、函館に来ることが出来ない。おもしろくない健次は、地元やくざの黒田組と諍いを起こしたりした。
もう、函館からおさらばするかと、と思った矢先、東京からやって来た殺し屋の吉良に、聖子が来るぜと言われ、バーテンになる健次だった。

聖子がようやく、健次の定宿、ホテル北洋に顔を見せた。そして、吉良は、森川を殺しに来ているのよ、森川の居場所を教えてあげたわ、と言うのであった。(一緒にいた易子は、健次と聖子の仲良さげな感じに、がっくりして、すごすごと姿を消した)

健次は、すぐに、森川の居場所、競技場のスタンドに行った。そして、勝負を挑むが、わざと銃口を外すのだった。ところが、森川は、健次ではなく、聖子の方を射った。しかも、実は、森川は、すでに、吉良に銃撃された後だったのだ。聖子を射殺したあと、森川も死んだ。

あーあ、みんないなくなっちまったぜ、と健次は肩を落として、その場を去るのであった。

函館の昔の夜景がきれい。まだ、それほど都市化されていない。明かりもポツポツあるだけ。
終始、重い感じの石原裕次郎さんではある。
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