片岡千恵蔵がおとぼけスパイとヴィランの二役で出演.登場人物の名前が海産物ばかりだったり,侍同士のやりとりが何かとコミカルだったり,くすぐり満載のコメディ時代劇といった感じでした.チャンバラ少なめです…
>>続きを読む以前『志賀直哉、映画に行く』(貴田庄・著)を読んでから、ずっと気になっていた作品。『赤西蠣太』の原作者・志賀直哉は、この本のサブタイトルにある通り「エジソンから小津安二郎まで見た男」、かなりの映画通…
>>続きを読む時代劇は苦手だし、これは復元も良くここまで頑張ったなって方が強いんだけど…
でも慣れてしまえば中身もわかりやすいし、映像技術も100年前でこんなこと出来たのか!とか、100年でこんなに映画って変わ…
落語の人情噺のようなリズムで、繰り返されるカットの切替えが、昼行灯を装う蠣太のとぼけた人物像を飄々と描き出している。特にこの作品の温度を決めた長屋の迷い猫のくだりは秀逸だ。しみじみとしたラストシーン…
>>続きを読む赤西蠣太はとぼけた田舎者の侍を演じているが実は密かに伊達兵部の悪事を探るために使わされた密偵だった。
同じく密偵として潜入していた仲間の銀鮫鱒次郎とともに証拠を手に入れ国元に報告に帰ろうとするが、そ…
原作は志賀直哉だが、スパイ映画のはしりみたいなもので、片岡千恵蔵が敵味方「一人二役」をやってるのがミソだろう。
按摩が斬られるまでのシークエンスや、手紙と女がオーバーラップするところは面白い。ただ、…
片岡千恵蔵が2役を演じたコメディ。
容姿端麗だが謀反を企む仙台藩重臣の原田甲斐と、
不器量だが主君を守るためにスパイとして甲斐たちの屋敷に潜入した赤西蠣太。
謀反の証拠をつかんだ蠣太は主君への報告…
「樅の木は残った」などで描かれた伊達騒動がベースのモダンな時代劇。
「丹下左膳 百萬両の壺」もそうだけど、モダンな時代劇とコメディは相性が良いなと思う。
伊達騒動を知らないと、話が分かりにくいけ…