このレビューはネタバレを含みます
オチを知った上で今見直しても割と楽しめた。
前半の音楽が未知の星の奇妙さを演出しててよかった。
裁判のシーンが少しだけ長ったらしく感じたけど、それはオチを知ってたり、今の映画に見慣れているが故なので仕方ないと思う。
会話にはオチへの伏線が散りばめられてたので必要なシーンだと思う思うし。
改めて見ると最後のシーンは、単に行き着いた場所が地球だったというだけでない、いろんなカタルシスが集約した場面だった。(主人公の新しい世界に辿り着けなかったことへの失意、地球人類が滅んだこと、人類がそれほど愚かだったこと)
主人公のフロンティア精神に満ちた自信家というキャラクターが、物語の結末をすごく引き立ててた。
何も知らずに公開当時劇場で見たら、衝撃を受けたろうな。想像すると羨ましい。
本作とリブートシリーズを比較すると、前者は映画内世界のスケールは小さいけどテーマとしてはスケールが大きく、後者はその真逆の印象。
オリジナルがこれだとリブート作品が評価を超えるのはかなり難しいと思うし、それは仕方ないとも思う。そもそも、もはやリブートはそこを焦点にはしてなさそう。(自分としては猿自体好きなのでリブートはリブートで楽しめてる)