スフィ

砂の器のスフィのネタバレレビュー・内容・結末

砂の器(1974年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

なんか怖そうだし地味そうな映画だなぁ、と思いながらも、山田洋次監督が脚本、若き日の渥美清も出てるっていうことで、あまり期待せずに観始めた。
良い意味で全力で期待を裏切られた。後半は号泣。加藤嘉の演技に引き込まれた。
丹波哲郎も良い。顔が若い頃の私の祖父に似てる。渥美清は、伊勢の映画館のおじさん役。重いトーンの映画に、コミカルな空気を引き入れつつ、推理の鍵となる重要な役柄。次は八つ墓村を観たい。
全体として、捜査もゆったりしていて(わざわざ他の県の役所に戸籍を取りに行ったりとか)、地図屋さんで地図を買ったりとか、ああ、当時は世の中の仕組みとか機械の動いてる仕組みとかがわかりやすかった最後の時代だろうなと思う(なんかこういう内容のことが書いてる本を最近読んだ気がするんだけどなんだっけ、、)
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