櫻イミト

王子と踊り子の櫻イミトのレビュー・感想・評価

王子と踊り子(1957年製作の映画)
3.0
マリリン・モンロー・プロダクション(MMP)の初製作。監督主演は名優ローレンス・オリヴィエ。邦題の「王子」は誤訳で正しくは「大公(Prince)」。

1911年、ヨーロッパの小国カルパチアの若き国王ニコラス8世と実父チャールズ大公(ローレンス・オリヴィエ)は、英国ジョージ5世の戴冠式に出席するためにロンドンにやって来た。接待で訪れたミュージカルで、大公は端役のアメリカ人女優エルシー(マリリン・モンロー)を気に入り大使館に招待する。大公とエルシーの3日間を描く。。。

イギリス舞台劇の映画化で脚本も同じ劇作家が書いている。そのためか映画の大半は大使館内でのやりとりで、映画的な盛り上がりに欠けるように感じた。 

※マリリン・モンローは当時30歳になり脱セックスシンボルを目指していた時期。前年の「バス停留所」(1956)で演技を絶賛され、2年後「お熱いのがお好き」(1959)でゴールデングローブ賞のミュージカル・コメディ映画部門主演女優賞を受賞する。                                                  
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