無能の人を配信している動画配信サービス

『無能の人』の
動画配信サービス情報をご紹介!視聴する方法はある?

無能の人
動画配信は2024年4月時点の情報です。最新の配信状況は各サイトにてご確認ください。
本ページには動画配信サービスのプロモーションが含まれています。
目次

無能の人の作品紹介

無能の人のあらすじ

竹中直人初監督&主演を務めたこの作品の主人公は河原で石を売る男⁉ 家庭持ちのダメ男さにクスッと笑ってしまい、こういう大人の「青春」もあるかもと思うし、その「青春」の終わりにも立ち会える。大きな家族が男を変える

無能の人の監督

無能の人の出演者

原題
製作年
1991年
製作国
日本
上映時間
107分
ジャンル
ドラマ

『無能の人』に投稿された感想・評価

桃龍

桃龍の感想・評価

3.0
2019-01-06記。
竹中直人にしかできない作品だな、これは。
つげ義春というマイナーな漫画家の、川原の石を売るだけの作品を、他に誰ができよう。
しかも監督まで。
地味の中に滋味があり、持たざる人間の人生のやりきれなさとおかしみ、そのしがない日々を淡々と描きつつその奥に滾る情熱と昭和のエロスをも匂わせる原作の味をかなりいい感じに映像化していると思った。ラストシーンの遠景なんて、まさに自分が抱いていた原作のイメージそのもの。ある意味、観る者の原作への評価がそのまま映画の評価にも繋がるような気がした。
キャストがまた地味に豪華でニヤニヤしてしまう。特に、竹中直人演じる主人公の絶妙な無能感と神戸浩の天然異能ぶりが相まって、二人が並んでる絵の醸す空気の濃さがすごい。

強いて言えば、ゴンチチの音楽が鄙びた河原の情景にそぐわないほど明るく軽快なので若干作品の雰囲気から浮いていたような気がする。ゴンチチの音自体は大好きなのだが。

たまたま調布市のイベントで上映会があり、アフタートークで監督本人から当時の撮影秘話が聞けたのが滅法面白かった。
そもそも初めて映画を撮ることになった経緯から、とにかく風吹ジュンにべた惚れだった話、思いがけず出演が叶ったつげ義春氏のこと、鳥男を演じた神代辰巳氏のハラハラした大雨の中でのロケ裏話、ここぞというところで声だけ出演してもらった泉谷しげる氏のエピソードなどなど、放っておくとどこまでも脱線し興が乗ればつい形態模写が始まってしまう監督ならではの思い出しトークがそれだけでお金とれるぐらい面白く(まさかの無料イベントだったが)、ずっと聞いていたいぐらいだった。
【過去鑑賞】

『無能の人』に似ている作品

つげ義春ワールド ゲンセンカン主人

製作国:

上映時間:

98分
3.6

あらすじ

つげ義春原作の漫画4編を石井輝男監督が映画化。片田舎に引っ越した売れない漫画家・澤部。するとそこへ、鳥語を話す李夫妻と子どもたちが現れる。「李さん一家」「紅い花」「ゲンセンカン主人」「池袋…

>>続きを読む

麻雀放浪記

上映日:

1984年10月10日

製作国:

上映時間:

109分

ジャンル:

配給:

  • KADOKAWA
3.8

あらすじ

ボスと手下と敵しかないギャンブラーの世界。そこに友情を求め、愛を賭け、小さくても独立国であることを望んだ少年・坊や哲。敗戦直後の東京の片隅でひたすらに麻雀を打ち続ける坊や哲は、さまざまな勝…

>>続きを読む

ねじ式

上映日:

1998年07月18日

製作国:

上映時間:

85分

ジャンル:

3.1

あらすじ

売れない貸本漫画家のツベは、何となく暮らし始めた国子とどん底の生活を続けていた。やがて家賃が払えなくなったふたりはアパートを追い出され、離れ離れに暮らすことに。そんなある日、ツベは居候先に…

>>続きを読む

サチコの幸

製作国:

上映時間:

87分

配給:

  • 日活
3.4

あらすじ

昭和26年頃の新宿2丁目に、サチコという心優しい娘がいた。彼女は仲間たちと店を切り盛りし、辛い日々の中でも「今にきっといいことがある」と自分に言い聞かせて生きていた。そんなある日、「自分は…

>>続きを読む

全然大丈夫

上映日:

2008年01月26日

製作国:

上映時間:

110分

ジャンル:

3.4

あらすじ

人を怖がらせることが好きな古本屋の長男・照男と、お人好しの会社員・久信は、気心の知れた幼馴染み同士。休日を気ままに過ごしてきた彼らは、30歳を手前に自分たちの緩い現状に不安を抱き始めていた…

>>続きを読む

関連記事

あの映画もそうだったの!意外と知らない「俳優が監督をしている映画」24本