「収入は月三万円、安定した仕事をしちょるそうな」と、お見合いからわずか5日で結婚。昭和36年、出雲の安来から上京した布枝が見たのは、花の東京とは無縁の、しげるの底なしの貧乏暮らしだった。質…
>>続きを読むつげ義春原作の漫画4編を石井輝男監督が映画化。片田舎に引っ越した売れない漫画家・澤部。するとそこへ、鳥語を話す李夫妻と子どもたちが現れる。「李さん一家」「紅い花」「ゲンセンカン主人」「池袋…
>>続きを読むボスと手下と敵しかないギャンブラーの世界。そこに友情を求め、愛を賭け、小さくても独立国であることを望んだ少年・坊や哲。敗戦直後の東京の片隅でひたすらに麻雀を打ち続ける坊や哲は、さまざまな勝…
>>続きを読む売れない貸本漫画家のツベは、何となく暮らし始めた国子とどん底の生活を続けていた。やがて家賃が払えなくなったふたりはアパートを追い出され、離れ離れに暮らすことに。そんなある日、ツベは居候先に…
>>続きを読む昭和26年頃の新宿2丁目に、サチコという心優しい娘がいた。彼女は仲間たちと店を切り盛りし、辛い日々の中でも「今にきっといいことがある」と自分に言い聞かせて生きていた。そんなある日、「自分は…
>>続きを読む石で漫画を描く、自称・漫画芸術家の蒼木門。二十歳を過ぎても童貞の彼は、ある日、OLのかたわら同人漫画家兼コスプレイヤーとして活動する証恋乃と遭遇。その日のうちに彼女のマンショへ向かうことに…
>>続きを読む人を怖がらせることが好きな古本屋の長男・照男と、お人好しの会社員・久信は、気心の知れた幼馴染み同士。休日を気ままに過ごしてきた彼らは、30歳を手前に自分たちの緩い現状に不安を抱き始めていた…
>>続きを読む©1991 松竹/ソフトガレージ