FURU

竜二のFURUのネタバレレビュー・内容・結末

竜二(1983年製作の映画)
4.6

このレビューはネタバレを含みます

公開40周年記念!1週間限定上映
とのことで、拝見しました。

ショーケンが歌う主題歌「ララバイ」を聴きたくて・・
この映画のことは知っていましたが、今まで観る機会がなかったので、念願叶いました。

オープニングと、エンディング、2回聴くことができました。
エンディングでは、エンドロールの文字が消えて、真っ暗な状態のまま、ショーケンの歌が最後まで流れて・・ファンとしてはなんともありがたき時間・・目を閉じて、ショーケンの声に浸ることができました。

映画の内容は、ドンパチ大騒ぎや銃撃戦などない、ヤクザの心情にスポットをあてた、静かな展開。
長渕剛のとんぼの原点のような感じ。
他の方のレビューを見てて、
主演の方が公開1週間後に亡くなられたことや、
松田優作と命日が同じだとか、
千原ジュニアさんが1番好きな映画だとか、
そういうことを知って、
この映画の重みというか、
たくさんの人から愛されてる貴重な作品なんだなぁと改めて、出会えたことに感謝したいです。
佐藤(桜)金造さんがいい味出してたなぁと。
今で言う佐藤二朗さん的な、
存在そのものがコミカルなキャラクターなんで、金造さんがキャストにいてるおかげで、いい感じに緊張感が緩和して、見やすい作品になってたなと思います。
ヤクザの妻・・
極妻とは違う視点で、考えさせられましたね。
奥さんの「おかえり」の笑顔、めっちゃ素敵やったなぁ。
子供が絵に書いたような、真っ赤なほっぺのかわいい女の子やったなぁ。
人それぞれにとっての幸せ。
普通、て何やろう。
みたいなことを考えさせられます。

この映画と、ショーケンの歌がほんとにぴったりマッチしてて、めっちゃよかったです。
FURU

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