このレビューはネタバレを含みます
今とは違う昭和の価値観を感じられると同時に、今にも通じる竜二の精神的葛藤が重層的に描かれていて非常に楽しめた。
主演した金子正次は公開当日に倒れたそうで、彼の魂の叫びみたいなものが表現されているよう…
1983年 川島透 監督
ヤクザの世界では 幹部クラスの竜二は 舎弟のひろしと直の二人と 闇カジノで シノギを削っていた
まり子との間に 娘のあやが生まれた頃 竜二は粋がってやりたい放題 堅…
等身大ヤクザ映画の先駆的作品。
映像的な趣向などまったく無視して無駄な説明も排し、ありのままの男の姿を描き切った。
しみじみとくる名品として今後も語り継がれるだろう。
しかしヤクザも食えなくなった…
映画の様なスリルなど極道社会には無ければ、カタギの世界も同じくらい何もなくて狭く生きづらい。望み通りの生き方が出来ない人々への切ない讃歌。全体的に地味であれど唯一無二の魅力あるストーリー性が深みを出…
>>続きを読む松本シネマセレクト、まつもと市民芸術館小ホール。
DCPができたのでという理由もあり上映。今後リマスターをするかも。気長にお待ちください。とのことでした。
タイトルバックの竜二の笑顔が焼き付いて離れ…
日本映画界の閃光、金子正次が打ち立てた一世一代の任侠映画の金字塔。
本作が出世作にして遺作となった金子正次の気迫に最初から最後まで圧倒される。暴力的ビジュアルなどヴァイオレンスに頼ることなくヤクザ…
「あや、おばあちゃんのとこ帰ろうか?」(まり子)
「また『ぜんにっくう』にのれるの?」
「・・・そうよ」
1983年、多くの観客に衝撃を与えた一本の映画があった。その作品の名は「竜二」。
自主…
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2024年 61本目
竜二は娘のあやが産まれた後、拘置所に入れられたことがきっかけで妻のまり子、あやと離れ離れに。
竜二は不安で、金にも飽きた、カタギになって2人に会いたいとカタギになった昔の兄貴…
©1983 momo k.