Jordgubbe

トゥルーマン・ショーのJordgubbeのネタバレレビュー・内容・結末

トゥルーマン・ショー(1998年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

なんとなくコメディーかなと思って観てみたらめちゃくちゃ面白かった!

最初は設定が面白そうだなと思ったけど、自分がトゥルーマンの立場だったら間違いなく人間不信になる。気が狂うかも。。


エンディングは、外の世界に踏み出すところまで。
だから、その後シルビアと再会できたのか、また新しい生活を始められたのかも分からないけど、最高の結末でした。
こんにちはとこんばんはを!って決めゼリフ行ってスターみたいにうやうやしくお辞儀して出てくところは、他のテレビ見てる人たちと同じぐらい盛り上がった。
お風呂に浸かってるおじさんのバシャバシャする喜び方が好きだった!

そして最後、「番組表どこだ?」で終わるのが最っ高!
これは名作だわ。

エド・ハリスさん演じるクリストフは、途中サイコパスかと思うような迫真の演技。
嵐を激しくするところとか、トゥルーマンとマイク越しに話す時に死ぬまで見てるって言うところとか、恐怖さえ感じた。

でも、私も視聴者と同じ目で見ていた。
コーヒーとかピザ、ビールを片手に面白く見てて、でも嵐の中船で死にかけながらも必死に外に出ようとするのを見て申し訳ない気持ちになって、いつの間にかトゥルーマンを応援して。

まずこの発想が面白いし、番組に乱入する人がいるってのも逆にリアルだった。
実際にありそう。笑
そしてみんな俳優だから、医者は手術てきないしバスの運転手はエンジンかけれないし(トゥルーマンが街から出ないようにわざとかけれないフリしたってのもあるかも)、そして船も操縦できない。
バスの運転手とフェリーで無理だって言ってた人一緒だったな。

トゥルーマンが街の外に出ないように放射線漏洩させてみたり、次から次に何かあるけど困った時は親友がビール持って来る。笑


20年以上前の作品だからインターネットもスマホもないからこそ成り立つ話かなとは思うけど。現代だったらどうなるんだろうとちょっと興味ある。

でもただのコメディーじゃなくて、倫理観が問われるような要素の方が大きい。
生まれる前から1人の人間を会社名義で養子にして、知らないまま巨大なスタジオに閉じ込めて一生を全世界が見守る。
批判的に見てる人がシルビア1人しかいないのもどうなんだろう。

ちょうどテラスハウスの人が亡くなったことが話題になってる今だからこそ考えさせられる点も多かった。


何よりジムキャリーが迫真の演技!
これは何よりジムキャリーだからこそな作品かもしれない。
20年以上たっても全然色あせてない、最高の作品でした。
もっと有名になるべき作品!
Jordgubbe

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