名優が揃い、ギャグのセンスや練られた脚本のレベルが高く、時代を超えて楽しめる作品。
元ネタはオー・ヘンリーの短編『赤い酋長の身代金』と言うことだが、誘拐されるのが子供と妻と大きく違い、オリジナルと言ってよい内容だろう。
ダニーの小悪党ぶりが演技も含め良いし、ベット・ミドラーは瘦せて綺麗になっていく過程や、その性格が変わっていくところが見どころで、さすが名優が揃うとそれだけで楽しめると感じさせられる。
また、音楽が80年代を感じさせるもので、打ち込み系のドラムが懐かしい。
ミック・ジャガーにビリー・ジョエルの名があるので納得だし、主題歌はミックにダリル・ホール、デイヴ・スチュワートの共作で嬉しくなってしまう。
警察署長のビデオとかベッドルーム・キラーのから観方は、脚本の上手さだろう。
時代を超えて楽しめるコメディ。
余談。
脇ではあるが光っていたキャラが浮気相手の彼氏役のビル・ブルマン。
どうしても、インディペンデンス・デイの大統領を思い出してしまうが、ここまでアホな役は笑える。