ぽち

殺したい女のぽちのレビュー・感想・評価

殺したい女(1986年製作の映画)
3.5
名優が揃い、ギャグのセンスや練られた脚本のレベルが高く、時代を超えて楽しめる作品。

元ネタはオー・ヘンリーの短編『赤い酋長の身代金』と言うことだが、誘拐されるのが子供と妻と大きく違い、オリジナルと言ってよい内容だろう。

ダニーの小悪党ぶりが演技も含め良いし、ベット・ミドラーは瘦せて綺麗になっていく過程や、その性格が変わっていくところが見どころで、さすが名優が揃うとそれだけで楽しめると感じさせられる。

また、音楽が80年代を感じさせるもので、打ち込み系のドラムが懐かしい。
ミック・ジャガーにビリー・ジョエルの名があるので納得だし、主題歌はミックにダリル・ホール、デイヴ・スチュワートの共作で嬉しくなってしまう。

警察署長のビデオとかベッドルーム・キラーのから観方は、脚本の上手さだろう。

時代を超えて楽しめるコメディ。



余談。
脇ではあるが光っていたキャラが浮気相手の彼氏役のビル・ブルマン。
どうしても、インディペンデンス・デイの大統領を思い出してしまうが、ここまでアホな役は笑える。
ぽち

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