面白かった。
狭い水路を爆走する小さな船とか、地下トンネルを器用に走り抜ける車とか、印象に残る乗り物が小さい。そして特に車が可愛い。
最後のヤマで命を落とした父親、その原因となった人をみんなで追い詰めていくわけだけど、あくまで彼らの世界の話として見れば、応援はしやすい。
ただ、クレジット画面で追うその後を見て、平穏に暮らす日々に満足できる人たちだろうか、と思ったりもする。
信号機いじられたら困っちゃうよ、でも楽しそうで愛着持てちゃうよ、実際凄腕だし。複雑な気持ちにさせやがるぜ。
作中「ミニ」という字幕を見て、そうかこの車をミニと呼ぶんだなと気付き、でも邦題は「ミニミニミニ大作戦」じゃないんだ、なんてところでも面白くなってた。
色の違う小さな車が3つ、列をなして走り回る姿には、やっぱり愛着を持ってしまう。それまでに色々お手入れする場面があることも大きいかもしれない。
チラッと映るスパイダーマンは、どこに行く予定だったんだろう。いやたぶんあれは、ファンのコスプレなんだと思うけれど。糸の能力が活躍しそうな仕掛けではあったから、本物だったらスッと降りていけたかもなあ。でもそれは、別のお話になっちゃうね。
