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時をかける少女のこころのレビュー・感想・評価

時をかける少女(2010年製作の映画)
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号泣。

原田知世版の「時をかける少女」や原作小説に思い入れがある人はいろいろ言うかもしれないが、そこに思い入れがないのでまるで気にならない。むしろ大林宣彦が苦手なので更に気にならない。

はっきり言って設定はガバガバでツッコミどころがあるだろうがそんなことはどうでもいい。ストーリーがダラダラしてるとか思う人がいるだろうが、この物語を深町一夫を探す話として観ているからだろう。目的の日にちを間違えて上手く探せなくてしょうがなく過去の大学生の涼太とダラダラ過ごすしかなくなって、気づいたら終わりがわかってる恋をしてしまった女子高生あかりと涼太の話として観ると、とても悲しいし、なぜストーリーがダラダラでなくてはいけなかったがわかるし、好きにならないようにする涼太がとても切なすぎる。

そしてあれを壊す仲里依紗の演技とあのセリフを思い出すだけで涙が出てくる。

音楽も好き。

なんなら「不適切にもほどがある!」に中尾明慶を涼太役で出して渚と結ばれてほしいくらい。
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