ダンクシー

ゴースト・オブ・マーズのダンクシーのレビュー・感想・評価

ゴースト・オブ・マーズ(2001年製作の映画)
3.5
「お尋ね者でもゲス野郎でも関係ない。全員が無事に脱出するために今大切なのは団結だ」

アクションたまんね〜。大人数でのワチャワチャ殺戮合戦。明らかにB級なんだけど、あまり安っぽさを感じさせないのがカーペンター。さすがですね。でも、なんからしくないというか。おバカ感がどうしても否めない。それでも俺は好きだ!(ステイサムが出てるからってのも大きい)

火星に移り住んだ人類が、火星人の亡霊たちに襲われるというSFホラー。凄そうに聞こえるけど、実際はスケールは小さい。けど、それなりに頑張ってた。列車の装甲感とかも良かった。

「聞いて 私の任務は護送すること。無実は信じる。でも任務は任務よ。事を複雑にしないで」

ジョン・カーペンターの作品の中だとキモ描写自体は少なめの印象。ただ、首が切れたりとかのグロ要素は多め。赤色の砂が舞う火星を舞台に立てこもる人間と攻めに来る亡霊のバトルは、西部劇のようだ。カーペンターなりの西部劇(ではない)なんでしょう。
主人公のメラニーが証人喚問され、そこでの証言と並行しながら何が起きたのか回想して描かれていく。いわばサスペンスの常套手段を使っているワケです。が、この演出は観客の興味を引き続け、よりストーリーを面白く感じさせるためだけのものなので、物語にとっての必要性自体はあまりない。

てか!大体さ、亡霊に乗っ取られた人間は何で全員ヘヴィメタみたいな格好になるんだよ!?!?ツッコんでまうてこれは。そんでもってヘヴィメタ軍団をどれだけ倒したとしても亡霊自体は倒せないから意味無くね!?
どーすんのコレって思って最後まで見てたら、何じゃコレで終わってしまった笑
セリフはカッコイイのに、バカ映画だから笑っちゃう。全ての原因である考古学者のウィットロック、解決策とか何も提示しないで死んでくの最悪すぎるだろ!

これ以上ツッコみだしたらとまらないけど、面白かったし楽しめました。
ダンクシー

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