きーとん

スティングのきーとんのレビュー・感想・評価

スティング(1973年製作の映画)
4.8
男は基本的に洒落たスーツを着ている。そんなかっこいい服装だが、時代は世界恐慌。荒んだ雰囲気とスーツのギャップが特徴的で良かった。エンターテイナーも洒落てた。

モットーラが主人公だと思ってしまったので、フッカーとルーサーへの逆襲の話なのかと思いきや、ロネガンの差し金にやられたルーサーの仇をとるフッカーと師匠のゴンドーフの話で人間関係を一度整理した。

各プロットがわかりやすく示されており、とても見やすい。

堕落した酒飲みだが、イカサマの技術はピカイチで、一声かければすぐに仲間が集まる、ゴンドーフのキャラクターが好き。

フッカーの大金が入るとすぐに使い果たしてしまうようなところに、なんとなくアメリカ人ぽいなと思った。

入念に準備をして、最後にグッサリ。いつ誰が拳銃でやられてもおかしくないヒリヒリした空気感が良かった。
きーとん

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