黒い仔猫や木の枝にビクつき、屋敷では鏡や肖像画にビクつく主人公。冒頭からもう最高。主人公に再現ドラマをみせてくれる幽霊たち。ゴシックなセットと蛇、美女にムキムキの愛人…透けるコルセットに剥き出しの豊…
>>続きを読むまさかのモノクロと筋書きで予想をはるかに超える作品だった。
恐ろしいのは生者か死者か。作家エドガー・ポーと軽い論争になり、確かめるべくある伯爵との賭けに応じる新聞記者のフォスター。実体のない死者な…
最後のゴシックホラー??と謳われたアントニオ・マルゲリーティ監督(アンソニー・M・ドーソン、アンソニー・ドーソンは偽名らしい)による「愛と恐怖」についての映画。
有名作家エドガー・アラン・ポーとバ…
幽霊なんて居りませんぜって記者がエドガー・アラン・ポーとなんとかかんとか伯爵だか公爵だかに煽られ、入ったら必ず死ぬという幽霊屋敷に一晩泊まった挙げ句にあたり前に幽霊とご対面してご臨終する話。
なんと…
バーバラ・スティールの顔は本当に死人のよう。死相とかそういう次元ではなく、もはや「死」そのものが刻印されているかのような。
不気味だと認識した刹那、その感覚が瞬時に「美しい」という認識へと移行する。…
このレビューはネタバレを含みます
「ホラーとラブストーリーの組み合わせってこんなに相性良かったのかよ!」と観賞後ひとり寂しく感動してしまった。面白かったけれど、教授の回想が少し長くてダレちゃった。死は人間が一番恐れるものであり絶対的…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
人生ベスト。
白黒ゴシックホラー。でありながら、恋愛映画でもあった。地を吸う死者たちが迫りくる中、愛してしまったバーバラ・スティールの手を引いて屋敷から逃げようとする。ここで泣く。彼女は死者なので一…
ゴシック・ホラーとラブ・ストーリーの二重構造の見事さ。
「すわ、シャイニング!」なシーンがあるのさ。
第二班監督兼助監督はルッジェロ・デオダードなのさ。
そしてラストの朝日の素晴らしさ!
傑作だわ…