難民のカリンは除隊したアントニオと結婚し、彼の故郷ストロンボリ島に渡るが、過酷な生活に不満が爆発する。
印象的なシーン
・島の女達からの村八分(海辺、教会)
・「絶望の淵を反対側に回っただけ」
・…
撮影なのか編集なのか何が要因なのかはっきりとは分からないが全くこの映画から官能性を感じず画面の何を観たら良いのか分からなかった。非常に曖昧な自身の感性とやらを根拠にしてとやかく言うのは申し訳ないが…
>>続きを読む【結婚は地獄】
ロベルト・ロッセリーニは火山に荒涼とした人の心を託す。女は結婚し、男に連れられて火山島にやってくる。想像と異なる荒廃具合に狼狽し、引き返そうと懇願するが、彼女をモノ扱いしている彼は聞…
夫とともにイタリアの火山島にやってきた難民女性の孤独と苦しみを描く、ロベルト・ロッセリーニ監督1949年作品。「ガス燈」「聖メリーの鐘」などそれまでのイングリッド・バーグマンの美しく清純なイメージを…
>>続きを読むロベルト・ロッセリーニ監督作。
主演のイングリッド・バーグマンがハリウッドと家族を捨ててロッセリーニ監督と結ばれるきっかけとなった曰く付きの作品で、エオリア諸島のストロンボリ島に移住した人妻の魂の…
『ストロンボリ』
日本語訳の別題は『神の大地』だけど、どちらかといえば神に見捨てられた土地って書くべきだったな。ラストはインチキだ。
マイナーなもののために映画を撮りたいなら、イングリット・バーグ…
『無防備都市』を観たイングリッド・バーグマンは、ロッセリーニに対して熱烈なラブコールを手紙にして送った。「あなたと一緒に映画を作りたい♥️」気をよくしたロッセリーニはかねてからあたためていた映画の構…
>>続きを読むマグマを撮影した助監督が事故死。
バーグマン嫌いなので(笑)、照明で白光りする顔面も1カットとて『アモーレ』のマニャーニに匹敵しうる瞬間は無かったと思いたい。
ただ夫に連れ添う帰郷も彼女からすると…
再見。傑作。どうしても浮き上がってしまうバーグマンの美(存在感)を打ち消すがために取り入れたとしか思えないネオレアリズモ的マグロ漁や火山の噴火も灰と岩石とバーグマンのコントラストが織りなすあまりにも…
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