張込みに投稿された感想・評価(★4.1 - 5.0)- 3ページ目

「張込み」に投稿された感想・評価

松本清張が書く推理小説の持ち味である細かく研ぎ澄まされた裏付けと、登場人物の心情と生活の機微を丁寧に映画化できている秀作。
張り込み先の旅館の下働きの女中にまで興味深い人物描写が丁寧にされており、そ…

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一見、テンポが悪いと感じた時点で、作り手たちの術中にハマっている。それ、わざとだから。

冒頭、刑事二人が横浜駅から列車に飛び乗るシーンで「事の重大性」や「緊急性」を表しつつ、なかなか現地に着かない…

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てふ

てふの感想・評価

5.0

190713 神保町シアター
「野村芳太郎監督特集」35mm

殺人事件の容疑者の元恋人への張込み。つまらない男の後妻となった女の単調な日常が、刑事の覗き見る視点で描かれ続ける。そんな生き甲斐を失…

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橋本忍の回想が大好きで、いつも回想が始まるとうれしい顔文字みたいになるので、本作は多めなのがたまらない。事件そっちのけで、あの2人どうなるんだ?と気になった。
そんなことに気を取られていて、宮口精二…

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●'98 11/〜
『松本清張 映画全集』特集上映
(初公開: '58 1/15〜)
配給: 松竹
ワイド(松竹グランドスコープ) B/W
モノラル
11/11 13:00→16:46〜 シネマジャ…

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umihayato

umihayatoの感想・評価

5.0

ロケーションがいちいち最高。
田んぼの空撮など。
宮口精二の声、好きなんだよなぁ。

いくらなんでも尾行が近すぎるだろというツッコミどころもありますが、
松本清張、野村 芳太郎、橋本忍、黛 敏郎。

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犯人とその元恋人を追う際、ものを運ぶイメージ(鉄道・バス・自分の足)が現れた瞬間、二度と帰れない「旅」へと、追われるものも出ていることを刑事・大木実は実感する。旅とは決断である。直線的なレール、道を…

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野村芳太郎監督。
東京で強盗殺人事件が起り、主犯格は捕まったが共犯が逃亡。
若い刑事とベテラン刑事が、逃亡犯が昔の彼女に会いに行くと睨み、現在彼女がいる佐賀県へ。
彼女は、結婚していて普通の家庭に収…

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いけ

いけの感想・評価

4.5
気温と湿度がスクリーン上に完璧なまでに表現されている。それが張込みの焦燥と絡まっていく。

初見当時本作を観て、
張込みとは、妄想と現実・期待と不安・勘とデータ分析などの葛藤の中で生み出される芸術的な行動のように思えた。
殺人犯の元カノで現在では夫・子供二人の後妻という設定を高峰秀子さんが…

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