『メン・イン・ブラック』のバリー・ソネンフェルド監督×ジョン・トラボルタ×ジーン・ハックマンによるクライムコメディ。
"I once asked this literary agent, what kind of writing paid the best... he said, Ransom notes."
『ロック、ストック&トゥ・スモーキーング・バレルズ』辺りを想わせる、ハリウッドを舞台にした映画の制作資金を巡るクライムコメディ群像劇。
惜しい。好きな部分もあったが、もうひとつ乗り切れなかった。
良かった点は、『パルプ・フィクション』のヴィンセントそっくりのトラボルタと、映画が大好きなギャングの集金屋が自らの経験を基に脚本を書いていくというプロット。イマイチだったのは、トラボルタ以外のキャラが弱いことと、ストーリーのメリハリとテンポが悪いこと。
映画館で『黒い罠』を観るトラボルタの表情が微笑ましかった。随所で披露する映画オタクトークも良かった。トラボルタは、初めはオファーを断っていたが、タランティーノに説得されて出演を決めたらしい。
ジーン・ハックマンは、これといった見せ場のない見掛け倒しの映画プロデューサー役。最後までヤラレっぱなし。これはこれで良かった。
誕生日サプライズでショック死するという展開は、初めて見た。
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